今日は、

「自然食をしていて病気になるのはなぜか」

というご質問にお答えしたいと思います。

 

 

まず、確認しないといけないことは、その自然食の中身

です。一口に「自然食」といっても、いろいろ種類があ

るからです。

 

まず、私が当ブログで紹介している「森下敬一医博の

自然医学理論に基づいた自然食」。これは「自然食」と

区別して「自然医食」といいます。「玄米・菜食」を

土台に「葉緑素、胚芽、酵素」などの健康強化食品の

補充を重視します。

 

それと、今一番知名度の高い「マクロビオティック」の

自然食。いわゆる「玄米・菜食」、「正食」です。

 

あとは、国産・有機の食材、調味料にこだわった(だけ

の)自然食。この場合、ご飯が国産・有機の白ご飯だっ

たり、国産・有機の砂糖を使っていたり、肉類もよく食

べていたりするケースが、私の知る限りでも、結構多い

んです。

 

他にも、いろいろなパターンがあると思いますが、大き

く分ければ、この3つに分けられると思います。

 

 

もう、お分かりの方も多いと思いますが、3番目の自然

食では、ガンをはじめとする各種慢性病の予防は難しい

んですね。

 

なぜなら、慢性病は、精白食品の多食による体内栄養

素のアンバランス」や、動物タンパク食品の多食によっ

て腸内で発生する、アミン、アンモニア、硫化水素、イ

ンドール、スカトール・・・といった様々な毒素、また

は合成食品添加物や残留農薬、化学薬剤など化学物質

体内に蓄積されることによって起こる「持続的な異常

刺激」、によって引き起こされる「炎症」だからです。

 

国産・有機の自然食は「化学物質の蓄積」は防げても、

「体内栄養素のアンバランス」と動物タンパク食品由来

の「毒素の蓄積」を防げないので、病気を予防できない

という訳です。

 

 

次に大事なのは、いつから自然食をはじめたかです。

 

例えば、両親も玄米・菜食で、本人も生まれた時から

米・菜食の場合は、めったに病気にはならないでしょ

う。

 

ところが、そういう方はごく少数で、大抵はなにかのき

っかけがあって、途中で「玄米・菜食」に切り替えた、

という方がほとんどだと思います。

 

そこで、問題なのは、「玄米・菜食」に切り替えた時点

から、栄養のアンバランスも次第に改善され、新たな

毒素や化学物質の蓄積もなくなりますが、食事を切り替

える以前に、蓄積された毒素や化学物質は、今の時代、

食事を切り替えただけでは、なかなか排毒できないとい

うことです。

 

今から50年以上前くらいまでは食事を玄米・菜食に

切り替えるだけで、排毒もスムーズにできて、病気も

数カ月で治っていたそうですが、「土壌汚染」や「水質

汚染」が進んだ現代では、農作物のパワーが落ちてきて

いるということもあるのでしょう。

 

また、明治・大正生まれの方々と違い、特に昭和の経済

の高度成長期以降に生まれた私達は、小さい時から、

慢性病を引き起こすような食事をされてきた方がほとん

どなので、

大抵、かなりの量の毒素・化学物質をため込んで、体質

が相当悪化していることも、排毒が容易ではない理由に

なっていると思います。

 

できるだけ短期間で、毒素や化学物質を排毒するには、

葉緑素や胚芽、酵素といったものを補充することが、

今の時代では大事なんです。

 

 

と、いう訳で、これはあくまでも私の意見ですが、

人生の途中から、「玄米・菜食」の自然食に切り替えた

方々も、体内の毒素や化学物質がきれいに排毒されるま

では、病気になる危険性がある、ということになると思

います。

 

そういう訳で、結論としまして、「自然医食」で速やか

に排毒が済んでいる場合は、病気になりませんが、それ

以外の「自然食」では今の時代、排毒に時間がかかるの

で、その間に病気になる方もいらっしゃる、ということ

ですね。

 

また、文字だらけで失礼しました。

 

 

 

 

本日は以上です。ありがとうございました。