「自然医学の基礎理論」は、

 

特にガンの「発症」と「自然治癒」の仕組みを理解

するための前提知識として、

 

絶対に必要なものなのですが、

 

 

90冊以上ある森下敬一先生の著書の中でも、

基礎理論を、一冊の中で分かりやすく、最初か

最後まで説明しているものはありません。

 

それが、「自然医学」の理解を妨げている一番

の原因だと感じた私は、

 

 

 

基礎理論を分かりやすくするために

 

一つの資料にまとめてみたわけです。

 

 

 

が作成した「自然医学の基礎理論」の資料は

 

〇「自然医学の基礎」 美土里書房

〇「血球の起源」 社団法人 生命科学協会

〇「森下敬一の血液をきれいにして病気を治す

  自然医食療法」 宝島社

 

の3冊の内容を組み合わせないと作れませんで

した。

 

自然医学の基礎理論

(パソコンでご覧の方は、画像を2回クリックして

いただくと、拡大版になります。)

 

 

 

資料の中のこれは、

 

腸造血模式図

 

十二指腸と空腸の内側に、ものすごいいっぱい

ある絨毛組織のひとつを拡大したものです。

 

 

 

食べ物が胃酸でドロドロに溶かされ、十二指腸に

送りこまれると、ペーハーが調整されたりして、

その一部が「食物モネラ」というものになります。

 

モネラとは「生命力を持った物質」という意味です。

 

 

絨毛組織は、この「食物モネラ」をアメーバのよう

に取り込みます。

 

 

取り込まれた「食物モネラ」は次第に絨毛組織の

「上皮細胞」に変化します。

 

 

すると、それまでそこにいた「上皮細胞」が内側に

押し込まれていって、その核が放出されます。

 

 

核が成熟していくと、細胞質をまといだし、次第に

大きくなっていく中で、その細胞質の中に数十個

もの「赤血球細胞」を妊娠します。

 

 

この細胞を「赤血球母細胞(ぼさいぼう)」といい

ます。

 

 

「食物モネラ」が「絨毛の上皮細胞」に変化し、その

上皮細胞の「核」が赤血球の母親の細胞、つまり、

「赤血球母細胞」に変化していくわけです。

 

 

で、赤血球母細胞の中の「赤血球」が一人前に

成長したタイミングで、赤血球母細胞は、絨毛組織

の中の毛細血管にひっつき、赤血球を全て血管内

に送り込みます。 

 

 

そして、残された赤血球母細胞の核は、いくつか

リンパ球に変化して、リンパ管へと供給されていく、

 

 

 

という仕組みで「赤血球細胞」は生み出

されているんです。

 

 

 

このような「赤血球造血」が、食事をした後、腸の

絨毛組織において、

猛スピードで、行われているんですね。

 

 

 

 

 

これが、食べ物を素材として、腸管で「赤血球

細胞」が造られる

 

「腸造血」の仕組みのあらましです。

 

 

 

ちなみに、空腸がいつも空なのは、食物モネラが

空腸の絨毛にべったり張り付いて、赤血球造りの

準備が整うやいなや、

 

残りの消化途中の食物は、さっさと回腸に送り込

まれて、そこでゆっくりと栄養が吸収されているか

らだ、と推測できます。

 

 

 

 

 

もうあまり時間がないので、続きは明日書きます。

本日は以上です。ありがとうございました。