葛葉の葉緑素は、ガンや各種慢性病を

自然治癒させる「自然医食療法」において、

たいていと言ってよいほど、よく処方される健康

強化食品ですが、

その理由は他に比べるものがないくらい

「解毒力」が強いからです。

 

今回は、森下敬一先生の著書から、葉緑素に

関する記述を抜き出して、ご紹介したいと思い

ます。

 

「食物と病気」 医学博士森下敬一著 

                     美土里書房

        (1984年7月15日 初版発行)

P256より

 

〈葉緑素〉

 

  野菜を十分にとることが健康にとって大事

だということは、たいていの人が知っている。

とくに緑の野菜が重要だということを知ってい

る人も多い。なぜなら、ビタミンA、Cがタップリ

含まれ、ミネラルも多く、血液をアルカリ性化

する作用があると教えられているからだ。

 

  けれども、最大のメリットは、葉緑素が補給

できることにある。体細胞は、食物を素材として

つくられる赤血球によって形成されるものだが、

その赤血球の質をよくし、量的にも十分に生産

するのに、葉緑素が不可欠なのである。葉緑素

を十分にとることは、健康保持に不可欠な条件

なのだ。けれども、現代人は緑の野菜を十分に

とっていない。また、十分に摂取したとしても、

血液を汚す因子に満ち満ちている現代では、

やはり葉緑素の絶対量が足りない。もっと効率

よく葉緑素を補給する必要がある。健康補強食

品としての葉緑素を補足することが必要なゆえ

んだ。

 

  葉緑素は、実に多彩な薬理作用をもつが、

中でも特筆すべきことは、①毒性物質の中和・

解毒力がすぐれていること②消炎(消ガン)作用

が抜群であることだ。葉緑素成分が血液中に

とり込まれると、血液中の有毒物質とダイレクト

に結びついて、その毒性をなくし、それを抱き込

んですみやかに体外に出していく。これは、有害

金属や食品添加物、化学薬剤など各種の公害

物質にさらされている現代人には大きな救いと

なる作用だ。

 

  また、葉緑素は、炎症を引き起こすさまざま

な有害物質を中和し、合わせて肝臓機能を大い

に賦活することにより、炎症を治すことにも威力

をもつ。ガン腫もその実体は炎症だから、

葉緑素は、発ガン防止やガン治療にも大いに

有効性をあらわすのである。

 

 

 

 

本日は以上です。ありがとうございました。