えーと、「慢性病の根本療法と予防法」のお

話しがまだ終わってないんですが、今回は、

私自身が体験した「甘いモノには要注意」と

いうお話しをしたいと思います。

 

母によると、小さい頃の私は虚弱体質だった

そうで、小学校時代の私は、体が細く寒がり

で、時々風邪をひく子でした。

 

で、母が自然食品のお店をはじめたのが、確

か、私が小学2年生の頃だったと思います。

 

家のご飯が白ご飯から3分つきのご飯になり

雑穀入り玄米ご飯へと徐々にに変わっていき

ました。お昼は学校の給食でしたが。

 

中学校に入ると、確か、朝ご飯を食べなくな

ったので、母に「これだけでも飲んでいきな

さい!」と、葉緑素と胚芽と酵素と朝鮮人参

の粉末をまとめてお茶に溶いたものを毎朝飲

まされ、お昼は玄米弁当(小豆が目立ってい

たので、お前の弁当はいつも赤飯だなと、友

達に言われていました)、晩ご飯は押し麦入

りの3分つきご飯、肉類、刺身は基本、食卓

にはあがらず、野菜、海藻、豆腐、魚の干物

煮豆などのおかずでした。

 

と同時に、中学校時代は、自分で体を鍛えは

じめた時期でもあり、体調はすごく良くなっ

ていたんです。風邪もひかなくなりました。

学校の成績も、まあまあ良かったんです。

 

ところが、

 

高校の受験勉強を始めたころからでしょうか

。勉強中にコーヒーが飲みたくなって、ブラ

ックコーヒーは苦かったので、ちょっと考え

て、「三温糖なら、白砂糖ほどの害はないだ

ろうし、コーヒー1杯にティースプーンすり

きり1杯ほどの量なら大丈夫だろう」と判断

して、それが習慣化しちゃったんですね。で

大抵、毎日1杯は三温糖入りのコーヒーを飲

むようになったんです。

 

それで中学時代はなんともなかったのですが

高校に入学してまもなく、慢性の「鼻炎」と

「腰痛」に悩まされるようになりました。

当時はまだ森下先生の本を読んでいなかった

ので原因がさっぱり分かりませんでした。

 

水のような鼻水がでるので、毎日学校にハン

カチを3枚もっていき授業中はずっと鼻を押

さえていました。それで、ふとしたことから

体温が上がっているときは鼻水が出ない、と

いうことに気づき、休み時間になると、急い

で人目につかない階段の最上階の踊り場など

で、腕立て伏せやスクワットをするようにな

りました。そうすると、次の授業の前半くら

いまでは鼻水がでないんですね。でも体温が

徐々に下がってくると、鼻水がツーッと流れ

だし、またハンカチを鼻にあてがう、という

日々を送っていました。

 

腰痛は、なんとも言えない鈍痛でした。四六

時中痛かったわけではないですが、時折起こ

る腰痛は、私を不安にさせました。それでも

原因を考えることなく、漫然と日々を過ごし

ていましたので・・・

 

高校時代は、完璧に落ちこぼれていました。

集中力0の私の成績は右肩下がりに下がりま

くって、クラス最下位を安定して爆走してい

ました。

一浪後、神戸学院大学に合格できたのは、数

学の受験科目が、中学時代に勉強した

「数1」でよかったからです。

(私、今でも、「微分・積分」よく分かりま

せん。)

 

でも、その時点でもまだ「鼻炎」と「腰痛」

は治ってなかったんですね。

私は、母と2人の妹に、明石市のダイエーで

一人暮らし用の家具を選んでもらっている間

一人、階段わきのスペースで、腰の痛みに耐

えながら立ったまま休んでいたのですが、そ

の時、はじめて、「このままではいかん!」

と真剣に思ったわけです。

 

で、「この鼻炎と腰痛には、なにか原因があ

るはずだ。とは言っても思い当たることはな

い。姿勢には中学時代から気をつけているし

食事も基本的には問題ないはずだ。強いて挙

げるなら・・・三温糖か?いやまさかな。し

かし、ほかに原因が考えられない・・。

よし、試しに砂糖とか甘いモノを100%、

ストップしてみよう。それで治ったら大成功

だ・・・。」

 

と考え、その瞬間から「今後、甘いモノは一

切摂らない」と決めたわけです。

 

すると、どうでしょう。高校3年間と予備校

の1年間、計4年間、あれほど私を苦しめて

いた鼻炎と腰痛が、大学の授業が始まる前に

治っちゃったんですねえ。

 

これには、正直腰が抜けるほど驚かされまし

た。

 

後々、自然医学を勉強して分かったのですが

強めの甘さは細胞をふやけさせ、細胞膜を壊

したり、組織をゆるませる働きがあるので、

白砂糖でも三温糖でも黒砂糖でも果糖でも

はちみつでも、それがたとえ少量でも、常食

するようになると、様々なトラブルの原因に

なる、ということでした。

 

わたしの場合は,三温糖の常食により、鼻の

粘膜と、腰回りの靭帯がゆるんでしまったた

め「鼻炎」と「腰痛」になっていたと解釈す

れば、全部、合点がいきます。良かったのは

症状がハッキリ自覚できるトラブルだったこ

とです。

 

これがもし、ほかの、自覚症状のない慢性病

の進行につながっていたら、と思うと背中が

寒くなります。

 

たとえ玄米ご飯を食べていても、肉類を食べ

てなくても、一日にティースプーンすりきり

1杯の三温糖を摂取するだけで、これほどの

つらい症状が、私の場合起こったのです。

 

ましてや、白米・肉食パターンの食事に白砂

糖が加わっているような「現代風の和食」が

私たちの体に及ぼす悪影響は、読者の方々の

想像をはるかに超えるものです。簡単に申し

ますと「発病・発ガン食」なんですね。

 

だから、悪いことは言いません。「甘いモノ

は止めましょう!」

 

 

 

本日は以上です。ありがとうございました。