「冷え性」は「冷え性になってしまうような

間違った食生活」が原因です。

 

冷え性の方は、大体次のような食生活をされ

ています。いくつか当てはまるものがあれば

それらが原因です。

 

 

 

♦ 減塩している。薄味のものを選んで食べてい

る。

 

♦ 味付けに砂糖やはちみつなどをよく使う。

 

♦ 甘いお菓子、果物をよく食べる。

 

♦ 生野菜のサラダをよく食べる。

 

♦ 清涼飲料水や甘い飲み物、ジュースなどをよ

く飲む。

 

♦ のどが渇いてなくても水分補給している。

 

 

どうですか?いくつか当てはまるものがある

でしょう。

では、どうしてこれらが冷え性の原因になる

のか、説明していきましょう。

 

 

 

まず、減塩、薄味ですが、塩には保温作用が

あって、体内の塩分濃度が充分であれば、体

は冷えないんですが、塩分が足らなくなって

くると体が冷えるんです。

 

そもそも「減塩」をはじめに言い出したのは

西洋のお医者さんだそうです。

というのも、ヨーロッパの方々は、ものすご

く昔から肉食をしてきたので、もともと塩分

(ナトリウム)を多く含む肉に、塩を調味料

に味付けして食べる場合、気をつけてないと

「塩分(ナトリウム)過剰」になりやすい。

だから、伝統的に肉食をしてきたヨーロッパ

の方々は塩分過剰にならないように気をつけ

よう、というのは理にかなっている訳です。

 

ところが、日本では、肉類が食べられるよう

になったとはいえ、西洋の方々から比べると

その量は少ないですね。

 

で、みなさんが毎日食べているお米も植物、

パンの原料の小麦も植物、野菜も植物、海藻

も植物でしょう?

 

植物には塩分は少ししか含まれてなくて、多

く含まれているのは」「カリウム」なんです

で、体内の「ナトリウム」と「カリウム」は

相互に作用しあっていて、その中で、一定の

バランスを保ってなくちゃいけない。ので、

基本、植物食である和食の場合は、自然塩や

質のよいお味噌やお醤油などでしっかりした

味付けをしないと、「カリウム過剰」になっ

て「塩分(ナトリウム)不足」になりやすい

。だから体が冷える、という訳です。

 

生野菜や、果物にはいろんなビタミンやミネ

ラルが含まれており、もちろん体にプラスに

働く面もあるのですが、一方で、体を冷やす

、という面がありますので、適量を越えて食

べていると、だんだんと体が冷えてくる訳で

す。冷え性の方は、とくに寒い冬場は、食

べない方がいいでしょう。

 

 

 

水分の摂りすぎは、体液が薄まりますので、

体内の塩分濃度が下がって、体が冷える訳で

すね。

 

 

あと、甘いモノですが、少量であっても、

ちょこちょこ食べている場合は、やはり食べ

すぎになっているんですね。

で、甘いモノは細胞、組織をゆるませる働き

がありますから、胃腸がゆるんで働きが鈍く

なって、必要な栄養素が吸収できなくなると

体温を高める働きをしている甲状腺がうまく

働かなくなって体温が下がる、体が冷えると

いう訳です。

 

 

こういったことをひとつひとつ改善していく

と冷え性は治っていきます。

 

 

ただ、減塩していた方は、塩分量を一気に上

げないように、徐々に適量まで上げていくよ

うにしてください。目安は、食後にのどが乾

かない程度です。塩不足に慣れた体を、時間

をかけて適量の塩になじませていく訳です。

 

 

 

 

本日は以上です。ありがとうございました。