現代医学が、ガンやその他の慢性病を根治さ

せることができないでいるのは、「食物」と

「血液(血球)」と「体細胞」を別々のもの

と見なしているからです。

 

 

実際は、「食物」が素材となって小腸の絨毛

組織において「赤血球」が造血され、その赤

血球から生み出された「白血球」が体のいろ

いろな細胞に変化しているという関係になっ

ています。(食物が不足すれば、細胞が血球

に逆戻りもします。)

 

ですから、「体に良い食物」だけを食べてい

れば、「良い血球、血液」が造血され、それ

が「良い体細胞」になるので、病気にはなら

ないわけです。

 

ところが、現在の日本では、「体に悪い食物

」を、多くの方々が常食しています。「体に

悪い食物」をグループに分けると、3つに分

けられます。

 

「動物タンパク食品グループ」 … 牛肉、

豚肉、鶏肉、卵、牛乳、それらの加工品、

刺身など

 

「精白食品グループ」 … 白米、精白小麦

粉、白砂糖、精製塩など

 

「食品添加物、残留農薬などの合成化学物質

が含まれる食品グループ」

 

 

動物タンパク食品は、日本人の腸内で「腐敗

」しやすく、腐敗すると、アミン、アンモニ

ア、硫化水素、インドール,スカトール、そ

の他さまざまな「毒素」が発生し、体内に少

しずつ少しずつ溜まっていきます。

 

そして、溜まった毒素が周囲の細胞、組織に

長い時間をかけて「異常刺激」を与え続ける

ことによってできる「炎症」。これが「慢性

病」なんですね。

 

「慢性病」はさまざまな種類に分けられてい

ますが、その実体は「炎症」なんです。

肝炎、腎炎、腸炎、皮膚炎、その他いっぱい

ありますが、全部「炎症」なんです。(ガン

も炎症の仲間と考えると、理解しやすいです

。)

 

ただ、ひとりひとりの体質やウィークポイン

トの違いや、溜まっている毒素の種類や組み

合わせの違いなどから、いろいろな場所にい

ろいろなタイプの違う炎症が起こる、という

ことなのです。

 

 

精白食品は、いろいろな栄養成分が剥ぎとら

れている食品なので、長年常食すると、体内

の栄養バランスがじわじわと乱れていきます

。最初の内は、体がなんとかやりくりしてく

れますが、やがて許容範囲を超えると、これ

も「炎症」を引き起こす原因となります。

 

合成化学物質は基本的に、体にとっては「毒

」なので、これも体内に溜まると「炎症」を

引き起こします。

 

 

現在の「日本食」は、これら3つが合体して

いるようなものなので、「慢性病造病食」と

言っても過言ではありません。

 

 

ただ、トラフグや毒キノコのように、食べて

すぐ具合が悪くなるという事はなく、発病ま

でに大抵は長い時間がかかるので、食物と病

気の因果関係に気づく人は、まずいない、と

いうことなんですね。

 

 

ですから、慢性病を治すには、炎症自体をク

スリで押さえ込もうとかしてもダメなわけで

炎症を引き起こしている原因である、

「体内に溜まっている毒素や化学物質」をで

きるだけ速やかに、体外に排毒し、「乱れて

いる体内の栄養バランス」をいち早く整える

治療法が「根本療法」になるわけですね。

 

 

次回は「ガン」についてお話ししたいと思い

ます。

 

 

 

本日は以上です。ありがとうございました。