前回までのお話から、慢性病の根本療法とは

どういうものか、大体想像がついている方も

多いと思いますが、順番に説明していきたい

と思います。

 

 

各種慢性病、アレルギー性疾患、各種ガンの

原因は、体内に蓄積された毒素や化学物質、

体内の栄養バランスの乱れですから、いかに

速やかにこれらの毒素や化学物質を体外に排

泄できるか、いかに速やかに栄養バランスの

乱れを正せるかが、治療の最大のポイント

なるわけです。

このスピードが早ければ早いほど、病気は早

く治るわけです。

 

ただ、昔と違って、今の時代、大気汚染、水

質汚染、土壌汚染などが原因で、農作物のパ

ワーが落ちているのでしょう。「食事改善」

だけでは病気を早く治せなくなっているので

強力な助っ人として「健康強化食品」や「薬

草茶」の力を借ります。

 

 

では、どのような過程を経て、病気が治って

いくのかを、これから説明したいと思います

 

まず、病気を引き起こしている「原因食」を

100パーセント、ストップして体に良い食

べ物、飲み物だけ摂るように「毎日の食事を

改善」します。そうしたうえで、「葉緑素、

胚芽、酵素」などの「健康強化食品」や「薬

草茶」を適量、補給しますと、次第に便通が

良くなり、腸内細菌の善玉菌が徐々に増えて

きて腸内環境が改善されていきます整腸

。「酵素」はこの「整腸」に役立ちます。

 

そうすると、腸内の腐敗現象は起きなくなっ

ていくので、血液に吸収される毒素も徐々に

減っていき、血液の状態も改善されていきま

す(浄血)。「葉緑素」はこの「浄血」に役

立ちます。「胚芽」は栄養バランスの乱れを

正すのに役立ちます。

 

そうして、腸が整い、血液が浄化されますと

弱っていた体の自然治癒力が、徐々にパワー

アップしていき、体の大掃除をどーんとはじ

めてくれるわけです。この大掃除は一回で終

わる場合もありますし、数回ある場合もあり

ます。毒素や化学物質をいっぱいため込んで

いる方ほど、掃除の回数も増えるというわけ

です。

 

体内の色々な場所に蓄積され、大きな塊にな

っている毒素や化学物質が細かく分解され、

一度、血流に戻って、全身をめぐりながら、

便や皮膚や、全身のいろいろなところから毒

素が排毒されていきます。

 

で、その「毒素や化学物質が血流に戻って、

全身をめぐりながら排毒される」までの間、

体に現れる、不快な反応のことを「体質改善

反応」といいます。

 

人によってその出方は様々です。一時すごい

フケが出る人もいれば、一時、目やにががす

ごい出たり、吹き出物がでたり、真っ黒い便

がでたり、体臭がきつくなったり、口臭がき

つくなったりと、バリエーション豊富です。

 

大事なことは、この不快な症状を化学薬剤な

どで、解消しようとしないことです。

 

あまりに症状が不快な場合は、色々な手当法

や、薬草、漢方薬などがありますので、それ

で乗り切っていただきます。

 

そして、体内の毒素や化学物質が体外にきれ

いさっぱり排泄されますと、慢性病の実体で

ある「炎症」は自然に消えますので、慢性病

が完治するというわけです。

 

同じように、整腸・浄血が進むと、質の良い

血球、アレルギー反応を起こさない、質の良

い体細胞がどんどん新しく生まれてくるよう

になります。すると、アレルギー反応を起こ

していた、質の悪い細胞が、細胞の新陳代謝

で、全部質の良い細胞に入れ替わり、アレル

ギー毒も排毒されるので、アレルギー性疾患

も完治するというわけです。

 

同じく、整腸・浄血がすすみまして、体に蓄

積されていた毒素や化学物質が排毒されます

と、「呼吸酵素」が正常に働くようになりま

す。そうすると、血球はもう、「ガン細胞」

に変身する必要がなくなるので、新しいガン

細胞は生まれなくなるのです。

で、最初、カチカチに固かった腫瘍が、次第

に柔らかくなって、中がスカスカになりなが

ら膨らんでいって、最後にはシュッとしぼん

で消えてなくなり、ガンも完治するというわ

けです。

 

 

現代医学の行っている、手術、化学薬剤、放

射線の3つの治療?法は、どれも毒素や化学

物質を排泄できない、栄養バランスも整えら

れないものなので、病気を根本的に治療でき

ないという訳です。

 

慢性病を根本的に治してしまうこの治療法を

お茶の水クリニック院長、森下敬一医博の

「自然医学理論」に基づいた「自然医食療法

」といいます。

(現時点で約8割の治癒率だそうです)。

 

では、健康体を作り上げる、体に良い食べ物

飲み物とは一体どういうものなのでしょう?

 

まず、食べ物には「主食」と「副食」とがあ

ります。(現在は、タンパク質の多いおかず

を「主菜」と呼んでいるようですが、病気治

し、病気予防には必要のない概念です。)

 

「主食」とは、言葉通り、健康で長生きでき

る体をつくるために、量的に一番多く食べる

べき食べ物のことです。

 

それは「穀物」です。しかも、できるだけ未

精白な状態が理想です。日本においては(そ

の地理的条件から)玄米を主に、あわ、ひえ

きび、麦などを2割から3割(多くても4割

)ほど混ぜた「玄米・雑穀ご飯」が、実は、

体が本当に必要としている各種栄養素を、も

っともバランスよく含んだ「ほぼ完全栄養食

品」なんですね。

 

「副食」は、主食に足らない栄養素を補うた

めのものです。ですから、品数はたくさんあ

ってもいいのですが、そのおかずをザッと集

めたときの量が、ご飯(主食)の量より多く

ならないことが肝心です。

 

 

 

つづきは、9月15日(月)に投稿を予定

しておりますので、よろしくお願いします。